

東京理科大学薬学部卒業後、修士課程に進学し、東京理科大学大学院薬学研究科修士課程を修了。その後、博士課程に進学し、東京大学大学院薬学研究科博士後期課程を修了。大学院在学時に、物件を探し薬局を創業し、2016年にケーファーマシー株式会社を設立後、代表取締役に就任。
今年も花粉症の時期が近づいてきました。2人に1人が花粉症と言われている現代、小さなお子様でも花粉症と診断される人が増えています。
一般財団法人 日本気象協会によると、今年、スギ花粉が2月上旬から飛散し始め、2025年春の花粉飛散量は、前シーズン(2024年)と比べると、九州から近畿では非常に多く、北陸・関東甲信と東北南部も多い傾向にあるようです。東海は前シーズン並み、東北北部と北海道は少ない予測のようですが、九州から近畿などでは前シーズン(2024年)と比べると、飛散量がなんと大幅に増加する見込みです!

今年は前年より、早急に花粉症対策が必要そうです!!!
<花粉症対策>
~花粉を家に持ち込まないようにするには?~
・帰宅時、家に入る前に衣類に付着した花粉を払い落とす!
・花粉飛散時期は、衣類や布団類をなるべく外に干さないようにする!
・粘着ローラーなどを使用し、なるべく花粉を取ってから家に入る!
~花粉を体からブロックするアイテムを使用する~
・マスク:不織布マスクが花粉対策に向いていると言われています。商品パッケージに記載の“花粉99%以上カット”などの文言を目安にマスクを選んでみてください。
・花粉対策メガネ:目に入る花粉をブロックすることができます。最近はおしゃれなものも増えているようです♪

・花粉対策スプレー:スプレーするだけで、花粉やウイルス等の付着を防止できる優れもの♪
例えば、アース製薬が出している
「アレルブロック」
メイクの上からもスプレーできるのは、
女性にも優しいですね✨

~生活習慣の改善~
体の免疫力が高いと、花粉症症状はある程度和らげることができると言われています。
・腸内環境を整える発酵食品・野菜・果物:腸内環境を整えることで免疫細胞が活発になるため、免疫力向上を図ることができます!
・サバやイワシ、アジなどの青魚:EPA・DHAなどの脂肪酸は免疫機能を正常化すると言われています!
・睡眠時間の確保:睡眠時間が短いと免疫力が落ち、ホルモンバランスも乱れやすくなるため、疲れもたまり花粉症症状の悪化に繋がります。睡眠時間の確保も心がけましょう!
<オススメの花粉症市販薬>
花粉症の市販薬はたくさんの種類が販売されています。眠くなりにくいお薬も数種類ありますので、生活スタイルに合わせてお薬を選択することができます。
①アレグラFX
1日2回の服用で、医療用医薬品と同量同成分!!
眠くなりにくいため、私生活への影響も少なく
花粉症症状が抑えられます!

②アレルビ
アレグラFXと同じ成分のジェネリック薬!
アレグラと同じ成分で
お手頃価格になっています✨

③アレジオン20
1日1回で24時間効く!
医療用医薬品と同量同成分!
眠くなりにくい成分です。

④エピナスチン20RX
アレジオン20と同じ成分のジェネリック薬!
アレジオンと同じ成分で
お手頃価格になっています✨

⑤クラリチンEX
1日1回での服用で、医療用医薬品と同量同成分!!
寝る前に1錠飲むだけで、花粉症症状を抑えてくれます。

⑤タリオンAR
1日2回の服用で、医療用医薬品と同量同成分!!
体内に速やかに吸収され効果を発揮するため、比較的即効性があると言われています!
※眠気の副作用に注意

⑥ストラリニZ
鼻炎症状の出始めに速攻性あり!
1日1回就寝前に1錠飲むだけで、花粉症症状をしっかり抑える。
※眠気の副作用に注意

<子供に使える花粉症市販薬>
お子さんに使用できる花粉症市販薬もいくつかあるので、病院にかからずに薬局やドラックストアで購入することができます。
①アレグラFXジュニア
7歳~使えて、医療用医薬品と同成分!
1日2回の服用、眠くなりにくいので、学校やクラブ活動で忙しいお子さんにも使いやすい!!

②フェキソフェナジン錠ジュニアRX
アレグラFXジュニアのと同じ成分のジェネリック。
同じ成分で、お手頃価格で手に入ります!

③キッズバファリン鼻炎シロップS
生後3か月から使用できる、シロップの花粉症薬。
イチゴ味で飲みやすい!
※眠気が出る可能性もありますので注意が必要です。

④ストラリニ・サット小児用
5歳~服用できるイチゴ味のチュアブルタイプの花粉症薬。
水なしで飲めるので、錠剤が苦手なお子さんでもオススメです!!
※眠気が出る可能性もありますので注意が必要です。

<まとめ>
抗アレルギー薬は早めに内服することで、
花粉飛散ピーク時の症状を軽度でとどめることができると言われています。
右の「花粉症の市販薬一覧」:こちらを花粉症薬を選択する際の参考にしてみてください。
ただし、効果の感じ方には個人差もありますので、
お気軽にお近くの医療機関の医師または薬剤師にご相談くださいね。
