花粉症も近年では、お子さん達も発症しやすくなっています。
乳幼児から発症する例もあり、2~3歳の発症も増えてきていますが、発症が低年齢化している原因はわかっていません。
花粉症の症状とは?
- くしゃみ
- 鼻水、鼻づまり
- 目のかゆみ、赤み
<下記は特に子供で多い仕草>
- 鼻をひくつかせる癖
- 口をもぐもぐさせる癖
- 目をこする癖
乳幼児のお子さんだと、うまく鼻をかむことが出来ないので、夜間寝つきが悪かったりしてお母さんお父さんも大変です。できれば、こまめに鼻を吸ってあげましょう。
また、鼻水や鼻づまりを放って多くと、副鼻腔炎や中耳炎を発症するきっかけになったり、悪化する場合があります。
食物アレルギーと違って、成長するにつれて良くなるものでもないため、対策が必要です。
まずは、小児科や耳鼻咽喉科で見てもらうことをお勧めしますが、今回は子供でも飲める市販薬をご紹介していきます。
子供に使える市販薬
子供に使用できる花粉症薬は限られており、また年齢によって使用できる薬にも限りがあります。
2才未満の乳幼児は薬の有効性や安全性に関するデータが限られています。2歳未満のお子様の場合は医師の診察を受けさせることを優先し、すぐに病院に行けない時など止むを得ない場合にのみ使用してください。
花粉症の薬の副作用で「眠気」があるのは有名ですが、眠気が出にくいお薬も市販で最近は発売されています。
眠気を避けるのではあれば、まずは第二世代ヒスタミン薬もしくは漢方を選択するのが良いかもしれません。
花粉症のお薬で一番使用されている抗ヒスタミン薬は、第一世代と第二世代に分かれており、第二世代の方が新しめのお薬で、効果も高く眠気の副作用が大きく軽減されているものが多いです。
漢方は眠気の副作用もないため非常に使いやすいものにはなりますが、苦みがあるので服用が難しいお子様もいるかもしれません。
<<アレグラFXジュニア>>
対象年齢:7歳~14歳
第二世代の抗ヒスタミン薬。
眠くなりにくい!!
医療用医薬品と同じ成分、フェキソフェナジン配合。
花粉やハウスダストによる、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりなどのつらいアレルギー症状を改善。
<<漢方の小青竜湯>>
★ツムラの漢方 小青竜湯
対象年齢:2歳~
医療用でも使用されている漢方薬。
顆粒で苦みがある。
眠気の副作用がない。
サラサラの鼻水が出る方に!
★クラシエの漢方 小青竜湯
対象年齢:2歳~
医療用でも使用されている漢方薬。
顆粒で苦みがあり。
眠気の副作用がない。
サラサラの鼻水が出る方に!
クラシエは1日2回と1日3回服用のもので対象年齢が異なるので注意が必要!
<<キッズバファリン鼻炎シロップS>>
対象年齢:7歳~
第一世代のクロルフェニラミン塩酸塩含有で
鼻みず・鼻づまりなど鼻炎の諸症状の緩和に効くシロップ。
イチゴ味なので飲みやすい。
眠気や口の渇きに注意が必要。
<<宇津こども鼻炎シロップA>>
対象年齢:3か月~
第一世代のクロルフェニラミン塩酸塩含有で
鼻みず・鼻づまり・くしゃみを緩和するシロップ
ブドウ味なので飲みやすい。
眠気や口の渇きに注意が必要。
顆粒タイプもあり、顆粒タイプは1歳~が対象。
<<新コンタック600プラス小児用>>
対象年齢:7歳以上~
第一世代のクロルフェニラミンマレイン酸塩でくしゃみや鼻みずを抑え、プソイドエフェドリン塩酸塩で鼻づまりを緩和。
即効性もあり持続力もあるカプセル剤。
眠気や口の渇きに注意が必要。
花粉症の薬はいつまで飲み続ける?
花粉症のお薬は飲み始めて、改善が見られても、良くなった症状を維持するために、通常は花粉飛散時期終了まで飲み続けるのを推奨しております。
ただし、継続して服用するときには医師や薬剤師に相談が必要な薬もあるため、長期間服用する場合は一度お近くのクリニックやドラックストア/薬局でご相談ください。
また、市販のお薬を使用していても花粉症の症状の改善が見られない方は、薬の服用を止め、お近くのクリニックまたは病院に受診をしてください。